俺たちの旅 エンディングの詩
1.男はみんな寂しいのです

 男は

 みんな

 心のどこかに

 寂しさを抱いているのです

2.男はどこか馬鹿なのです

  男とは

  馬鹿な生きものである

  だから

  美しい

3.男はいつか歩き出すのです

  男は

  いつか歩き出す

  その道が

  つらくとも

4.男の友情は哀しいのです

  友情なんて

  大げさなものじゃない

  オレはただ

  おまえが好きなだけだ

5.女もなぜか淋しいのです

  生きることの

  本当の意味は

  学校では

  教えてくれない

6.男の人生には色んなことがあるのです

  馬鹿げたことを

  一緒にやった友ほど

  いつまでも忘れられないものだ

  なぜなのだろうか?

7.人はみなひとりでは生きてゆけないのです

  明日のために

  今日を生きるのではない

  今日を生きてこそ

  明日があるのだ

8.男の胸には哀しさがあるのです

  男の胸には

  哀しさがある

  だから

  あんなにやさしいんだ

9.男はいつか愛を知るのです

  男は

  いつか愛を知る

  それは

  哀しい

10.おふくろさんも女なのです

  母もまた

  一人の女である

  それを知って

  男は

  大人になっていく

11.男はみんなロマンティストなのです

  いつか

  破れるかもしれないが

  それでもなお夢を追う

  男はみんな

  ロマンチストなのです

12.妹はちょっと甘えてみたいのです

  用なんかなくたって

  ただちょっと会って

  みたい・・・・・・

  それが兄妹なんだ

13.男は自立したがるものなのです

  男は

  みんな自立したいと思う

  しかし

  その道はけわしい

14.馬鹿がひとりで死んだのです

  ひとりの女にも

  愛されずに

  馬鹿な男が

  死んでいった

15.男の心はかよいあうのです

  男は

  心がかよいあえば

  もうそれだけで

  何もいらない

16.男には女の淋しさが胸にしみるのです

  いろんな悲しみがある

  ただそれをわかりあえた時

  悲しい者同志の心が

  かたくむすばれる

17.父親は淋しい生き物なのです

  人は時に

  欲望に背いて

  生きる場合がある

  それは

  人間の業なのだろうか

18.結婚するのも大変なのです

  結婚式まで

  三人がかりで

  これから

  グズ六は

  どうなるのだろうか

19.新婚旅行がまた大変です

  男は女の

  やさしさを求め

  女は男の

  やさしさを求める

  皆が

  やさしさに飢えている

20.本気になって生きていますか?

  それぞれの人間が

  それぞれの人生を

  一生懸命に

  生きている

21.親父さんも男なのです

  父もまた

  一人の男である

  それを知って

  青年は

  大人になっていく

22.少女はせつなく恋を知るのです

  本当に

  愛しているなら

  心の中に

  しまっておきたい

23.ついに東大に入りました!?

  ともだちがいる

  ただ

  それだけでいい

24.男の道はきびしいのです

  明日への道は

  きびしいけれど

  ただ現在だけを

  浩介は

  けんめいに生きている

25.やっと卒業しました

  たとえ

  道はちがっていても

  オレはお前を見守っている

  それだけは

  忘れないでほしい

26.男は力一杯生きるのです

  誰が

  何と云おうと

  男は

  自分の道を

  歩いていく

27.うちの嫁さんチョコちゃんなのです

  たった一人の男と

  たった一人の女を

  何が結び付けるのだろうか?

28.木もれ陽の中に思い出が消えたのです

  誰だって

  秘密にしておきたい

  思ひ出が

  一つくらいは

  あるものだ

29.生きるのがへたな男もいるのです

  純粋であればあるほど

  人はキズついていく

  何故なのだろうか?

30.ふられ男が旅に出ました

  迷路の中を

  あっちにぶつかり

  こっちにぶつかり

  青春とは

  そういうものだ

31.大嫌いがやってきました

  大嫌いが

  大好きになった

  男と女とは

  そういうものだろうか

32.愛するってどういうことですか?

  たとえ淋しくても

  たとえ苦しくても

  いろんなことがあった方がいいじゃないか

  人生には

33.妹の涙をある日みたのです

  今日の涙が

  明日の微笑みに変わる

  そう兄は思いたい

  妹よ・・・

34.気楽に生きればなんとかなります

  金も名誉も

  地位もいらなきゃ

  生きることは

  こんなにも

  楽しいのに

35.一緒に仕事をはじめました

  どうやら

  四人の変な仕事が

  始まった

  うまくいくのだろうか?

36.男には美しさがあるのです

  人は

  なりふりかまわず

  働くとき

  なぜか美しい

37.お兄ちゃんはお母さんの恋人です

  淋しさを知っている

  人間だけが

  笑って生きていくことの

  楽しさも知っている

38.哀しい愛もあるのです

  哀しい恋があり

  結ばれない恋もある

  しかし人間は

  誰かを

  愛さずにはいられない

39.ニッポンの将来はどうなりますか?

  ニッポンの将来と

  ただひとつの愛と

  あなたには

  どちらが大切ですか?

40.やさしさだってあるのです

  心に

  やさしさのある男は

  人をキズつけられない

  たとえ

  つらくても

41.生きてる限りせつないのです

  やさしさをもった人間が

  どうしようもない

  せつなさを心に抱いて

  この世の中を生きていく

42.男は生きがいをもとめるものです

  どんなにつらくとも

  俺たちだけは

  自分の道を

  どこまでも歩んでいきたい

43.愛しているから別れるのです

  ひとつの出逢いが

  ひとつの別れを生む

  そして

  人は又

  人と出遭う

44.友情ってなんでしょう?

  嘘をついて

  かばってやることが

  本当の友情だろうか?

45.愛しているから哀しいのです

  人はなぜ

  ただひとりのひとを

  愛するのだろうか

  ただひとりのひとが

  忘れられないのだろうか

46.男の旅はいつまでも続きます

  カースケはカースケのままで

  グズ六はグズ六のままで

  オメダはオメダのままで

  男の人生は

  それでいいのだ

47.10年目の再会

  時が過ぎるたびに

  淋しさがましていく

  でも

  こころはいつも

  俺たちの旅

48.20年目の選択

  人生には

  いろんな別れ道がある

  いつの日か また

  会うことがあるかも知れない

  どこにいても いくつになっても

  心はひとつ 俺たちの旅